熊野の古道(熊野三山参拝)その3
熊野古道の旅、2日目。
今日は新宮エリアを主に散策する日。
旅程については、こちらのブログをご確認ください★
前日の旅の様子はこちら。
朝早く目が覚めた。幸せな目覚め。
昨晩にコンビニで買っておいた朝ごはんをいただく。
いざ、新宮へ。
7:00頃に紀伊勝浦駅から新宮駅まで電車で向かう。電車から海が見える。最高だな。
車内には、部活動に向かう中高生たち。みんな携帯電話とにらめっこ。これは東京でも地方でも一緒なんだ。青春が携帯電話の中に見るものなんだ、と思った。
新宮駅から、まずは、神倉神社へ。(神倉神社 - Wikipedia)
入ってすぐの、猿田彦神社にすごく惹かれた。そばに小さな滝があって、とてもいいエネルギーを放っている。
源頼朝が寄贈したとされる、石段538段は本当に急。登るのがとても大変。四つん這いになって登っている人もいたw
地元のお爺ちゃんか、もの凄い勢いで上の方から降りてきたwしかも、裸足w
到着!第一印象は「すごーーーーい!!!!!」(←語彙力。)
ゴトビキ岩は不思議だ。自然にこのような形になったのか?岩の横には模様があるようにも見える。隣にも巨石がある。こんな大きな石が突然、山の頂上にぽつん、と、あるのが不思議だよなぁ。
この岩は突然自然発生的にここにあるとは思えない。人工的なものだろうか?
ゴトビキ岩と隣の巨石の間に行ってみた。
ここは、女性器であると思った。
すごいエネルギー。
ここで、不思議に思った。神倉神社辞退は、女性性のエネルギーをおあまり感じない。はて、男性性や男性器のシンボルはどこにあるのだろうか?と。
この日は答えを見つけられなかったが、後日、ネットでゴトビキ岩は男性器の形をしているという記事を見つけた。写真を振り返ってみたが、そのように見えない(笑)
ネットで上空からや別の角度からの写真を探したところ、、、確かに!!男性器ではないか!(笑)
熊野三山のひとつ、熊野速玉大社まで歩いて向かう。(熊野速玉大社 - Wikipedia)
神社が見えてきた。近づいていくと、なぜか神社がとても喜んでいる気がした。こんな感覚は、はじめて。到着。
きれいな社殿。とても美しい雰囲気を放っていた。とても整った雰囲気。
新宮城(丹鶴城)跡に行ってみた。今は丹鶴城公園という公園になっている。上からの景色は素晴らしい。
そして、阿須賀神社へ。(阿須賀神社 - Wikipedia)
ここは王子の一つで、世界遺産にも登録されている。蓬莱山の麓に鎮座する古社。
神倉山(神倉神社)に降臨した熊野権現は、その後に阿須賀の森に遷されたそうな。その後に本宮や新宮(速玉)に遷ったらしい。
元々くる予定はなかったけど、数日前にGoogleマップで見つけて、とても気になったので、参拝することにした。呼ばれてきている感じもする。
雰囲気がいいなぁと思った。
本宮へ!
思ったより早く見たいところを見終わったため、いったん、本宮に行くことに。
新宮駅から、バスで本宮へ向かった。バスで一時間。途中の景色はとても綺麗だった!!
本宮前にある熊野本宮館(ビジターセンター)のバス停で降りた。立ち寄ってみた。
ビジターセンターの大きなガラス窓から、大斎原(おおゆのはら)の大きな鳥居が見えた。景色が壮大だと思った。大斎原とビジターセンターはそこそこ距離があると思ったが、エネルギーを強く感じる。涙が溢れてきた。
順番が違うかもしれないが、産田社へお参りをした。ここは、伊弉冉尊(いざなみのみこと)の荒御魂をまつっている。
熊野本宮大社へ参拝。(熊野本宮大社 - Wikipedia)
とにかく人が多い。人が多いと自分の気が散ってしまって、きちんと神様やその場のエネルギーを感じられなくなるから、残念。
なお、本殿は、写真撮影は禁止。下の写真はサイトからの借りもので、こんな感じ。(熊野本宮大社 – 熊野本宮観光協会)
人がとても多かったからか、、、神聖さは残園ながらあまり感じられなかった。何より気になったのは、看板や旗、注意書きの多さ。せっかくの景観が台無しで、少なくとも視覚からは神聖さが感じられない。残念ながら、こんなに美的に「醜い」神社は始めてだ。(写真に入らないように撮るのが大変だった)
これに関連してもっと日本人に下の本を読んで欲しいと思う。
写真禁止であったが、一般的に写真禁止となる理由はいくつかあると思っている。被写体の損傷を防ぐため、著作権の問題、神聖な場所だから(神様が嫌がっているパターン)、神聖な場所だから(管理している人間が嫌がっているパターン)などなど。
私のフィーリングであるが、熊野本宮大社の場合は、管理している人間が嫌がっていて撮影禁止にしていると感じた。神様は、写真を撮られても問題なさそうだったw(老若男女、月経中の女性、庶民から貴族、ハンセン病の人まで幅広く参拝を受け入れてきたおおらかな神様なのだから、写真くらいいいよ、と言っているのも納得。)
神殿内の参拝順序があったが、神職の人が「すいている方から参拝してください~」って声をかけていて、あ、やっぱり何でもいいんじゃん、と思った。人間が勝手にいろんなルールを作ってるだけ。
ランチは熊野本宮大社前の茶房 珍重庵にて。
大斎原へ参拝することにした。
(ここも看板が多くて景観を損ねているのが残念。)
大斎原は、とても気持ちが良くて、ずっとここにいたいなと思える場所だった。時折、じーんとなった。
川沿いの道を通って帰った。とてもきれいな川だ。
そろそろここを発とうと思い、大斎原に向かって、「また明日も来ます」って言ったら、「また来ます」という言葉に強烈なデジャブを感じた。私、昔もここで「また来ます」って言った?前世でここに来てた?
湯ノ峰温泉へ!!
バスに乗って、本日の宿がある湯ノ峰温泉へ向かった。湯ノ峰温泉は4世紀から続く日本最古の温泉街らしい。(湯の峰温泉 - Wikipedia)知らずにここに泊まることにしていた。なんだか、自分が選択することは結局ベストな道に通じている、そう思った。
自分はラッキーガールだと思った。形態の充電が切れそうで困っていたら、ランチで座った席の隣にコンセントの挿口があったり、どうやって明日の出発地点まで行こうと悩んでいたら、ちょうど宿の受付でその答えを小耳に挟んだり。
なんとなくではあるが、自分が呼ばれていく場所は、どの土地に歓迎されているからラッキーなことがたくさん起こる気もする。
続く。
熊野の古道(熊野三山参拝)その2
こちらの記事では、和歌山県に到着して1日目のことを綴っていきます~
旅のスケジュールと到着までの体験記についてはこちら↓
那智へ、そして歩く。
夜行バスの到着が大幅に遅れなかったため、予定したローカルバスに乗ることが出来た。
(地方はバスの本数が少なくて、1本乗り遅れるだけで、長い間待つことになる。。)
間に合って、ありがたい。
20分ほどバスに乗り、バス停「大門坂」で降りて、歩き始める。
大門坂~那智の滝まではおよそ2,3kmで、わりと歩きやすい道であるそう。熊野古道のうちの中辺路の一部である。
目の前に山が見えて、それだけでもとても幸福を感じた。なんて幸せなんだぁ~
熊野古道沿いには、王子という小さな社があって、王子社に祀られている神々は熊野三山の祭神の子どもとされる。
多富気王子にに到着。
木々に囲まれた未知を歩く。足下を見ていないと転びそうになるんだけれど、ここでインスピレーションが湧いた。
下ばかり見ていると、まわりの美しい景色に気付かない。時には立ち止まって、まわりの美しい景色を堪能することも大事。
だから、進むだけではなくて、たまには立ち止まることも大切なんだなあ。
いつも進むことばかり考えていて、がむしゃらでいると、自分のすぐそばにある幸せや美しさに、気付ける。
気(波動)の良いところにいるからか、ニコニコし出した。ハートもオープンになっていることを感じる。
熊野那智大社に到着!(熊野那智大社 - Wikipedia)
連休だからか、人が多いな、というのが第一印象だった。きちんと参拝させていただきました。
そして、有名な三重の塔と那智の滝の景色を見れて最高ー!この景色を生で見てみたかった。
熊野那智大社のすぐ隣には、青岸渡寺がある。西国三十三所第一礼所。(青岸渡寺 - Wikipedia)
もともとは熊野那智大社とともに神仏習合の修験道場であった。明治時代の神仏分離により、熊野本宮大社や熊野速玉大社の仏堂は破壊されたが、ここは破壊されずに済んだ。
このお寺が大変すばらしかった。16世紀に再建された本堂に趣があって、なんと美しい。渋くていいなぁ。ずっと眺めていられる。
飛龍神社へ向かう。途中の道も楽しい。(飛瀧神社 - Wikipedia)
到着~~。
高さ133m、落差日本一の那智の滝。
ここまで来たら、近くで見たい。400円ほど(記憶が曖昧)の参拝料を納めて、お瀧拝所へ。
参拝料を納めると、小さなお守りと盃がもらえる。その盃でご利益があると言われる延命長寿の水をいただきます。(この盃は、お持ち帰りOK!)
近くで見るご神体の瀧は迫力があって、ぼーっと見てると瞑想状態になる。
熊野那智大社まで来たら、ぜひ飛龍神社まで足を延ばすことをおすすめします。
ここでやっと、遅めのランチ!飛龍神社のすぐ近くにある「美山亭」に入る。
ここでも幸福感に包まれた~。おいしい~。そして観光できる余裕が豊かさ、食べ物が食べられるありがたみ、休憩できること、ありがたい~。
三重の塔に登ってみた。とても良い景色。那智の滝も綺麗に見える。
青岸渡寺をゆっくり見たり、熊野那智大社をゆっくり見た。ありがとう。
帰りは、表参道にあったお土産屋さんに入ってみる。
那智勝浦へ戻り、旅の疲れを癒す。
バスに乗って、那智勝浦に戻った。
かつうら御苑で日帰り温泉を楽しむ。早めの時間だったからか、ひとり!貸し切り状態で露天風呂も楽しんだ~。なんてラッキー!
夕食は、ぜひおいしいまぐろ料理が食べたい!と思い、「桂城」というお店へ。
オープンの17時すぎに行ったが、すでに並んでいる列が。
名前を書いて、待っている間は、近くにある個人商店でお土産を買った。
並んだけど、大好きなまぐろをおいしく食べられて、大満足。幸せだなぁ。(勝浦は生まぐろの水揚げ量が日本一らしい。)
夕食を食べたあとは、ビン玉通りをお散歩。
本日の宿は、エアビーで借りた一軒家の一部屋。
就寝のお時間。
感謝の気持ちでいっぱい。旅行できる幸せ、ありがたみを楽しめた。
地球人って本当に楽しいじゃんね!地球は楽しい!自然って美しい!私たちの魂は地球に生まれてきて、地球でしか経験できないことを経験しに来てるんだなあ。まさにゲーム!
そう思って、眠りについた。
続く。
熊野の古道(熊野三山参拝)その1
2泊3日で、熊野古道に行ってきた!
ずっと、和歌山県、熊野に呼ばれていた。ここ2,3年くらいは行きたいと思っていた。
旅のスケジュールと、体験談、そして何を感じたかを中心に書いていこうと思う。
熊野古道とは
そもそも熊野古道とは何ぞや?というところで、ご存じない方のために簡単に説明しますと、、、
熊野古道とは、熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社)へと通じる参詣道のことを指します。
古来より熊野周辺は自然崇拝の地であったものの、その後の時代で神道や仏教、修験道などさまざまな信仰の対象となりました。
平安時代より、天皇、貴族から庶民まで幅広い階層の人々が「熊野詣」のために熊野古道と呼ばれるルートを歩き、熊野三山は日本最大級の霊場として栄えたのです。
2004年には、熊野古道が「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として、ユネスコ世界文化遺産に登録されました~。
各ルートについては、このサイトがわかりやすいです★
旅のスケジュール
熊野古道はいくつもルートあって、数キロのものから、全長約160kmもあるルートも!
自分には限られた時間(3日間)しかなくて、その中でやりたかったことは、熊野三山に参拝することと、古道を少しでも歩くということ。
そのため、ルートの中でも特にメジャーな箇所を歩くことにし、バスや電車を有効活用して回ることにした。
旅のスケジュール・移動はこんな感じ。
1日目
東京から夜行バス
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那智勝浦に到着
↓
そのまま那智の方へ、バスで向かう
↓
大門坂から、巡礼スタート!
↓
熊野那智大社を参拝
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バスで那智勝浦へ戻る
那智勝浦に宿泊
2日目
那智勝浦
↓
新宮へ電車で向かう
↓
新宮エリアを散策
熊野速玉大社を参拝
↓
本宮エリアへバスで向かう
↓
本宮エリアを散策
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湯ノ峰温泉へバスで向かう
湯ノ峰温泉街に宿泊
3日目
湯ノ峰温泉
↓
発心門王子へバスで向かう
↓
発心門王子から巡礼スタート!
↓
熊野本宮大社を参拝
↓
新宮までバスで向かう
↓
新宮エリアを散策
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新宮から夜行バスで東京へ帰る
旅の準備~巡礼前夜~
新宿バスタから、勝浦温泉行きのバスに乗る。
よく夜行バスで行けるね、と周りに言われることが時々ある。
確かに、夜行バスは新幹線ほど快適ではない。
しかし夜行バスは、安さが魅力的なのと、何より朝早く到着できて、朝早くから行動できるという点が好き!!
(朝型人間+早くから行動したいという牡羊座の欲求を満たしてくれるw)
体力が許す限りはw、夜行バスに乗り続けますw
実は、この日は大型連休に入る前夜。
首都高が超絶混んでいて、バスが全然進まない。
私は心配し始めた。。
明日の予定が狂わないだろうか。。。
多少の遅延は見込んで、旅の計画は立ててあるが、2~3時間遅れは見込んでいないぞ。。
1時間20分遅れで、最初の休憩場所であるサービスエリアに到着。
この時点で私は思考がノンストップ状態になってしまった。
何時頃にどこに着きそうとか、プランBを立て始めたり。
しかし、起こってもいない未来のことで、クヨクヨ悩んでも意味がないと自分に言い聞かせた。
それに、時間は幻想なのではないか?!
Vicoさんが昔、Youtubeで、無理かと思っていたけど空港のチェックインがスムーズにすすんだような(?)面白い体験をシェアしてたぞ!w
そういって、心を落ち着かせた。。
結局、1時間20分遅れで進んでいたバスが終点の勝浦温泉に到着したのは、予定よりたったの25~30分後だった。
バスはどう挽回したんだろうw
そして本当に無駄に悩んでいたなぁと思った。「今」にいることにもっと集中したい。
無事に那智勝浦に到着できたことに感謝。ありがとうございます。
そして、熊野の旅を続けた。
続く。